まだ間に合う!11月権利落ち高配当株3選!

11月も後半に差し掛かりました。高配当株の中で、厳選した3銘柄をご紹介します!各指標を数値化して厳選した根拠もしっかり解説していきます!ご参考になれば幸いです!

目次

▮ 高配当株で配当金を受け取るには?
▮ 銘柄抽出のスクリーニング項目
▮ 厳選銘柄4選
  ① リベレステ(8887)
  ② ジャステック(9717)
  ③ 日本プロセス(9651)
▮ まとめ

▮ 高配当株で配当金を受け取るには?

そもそも高配当株とは?

そもそも配当金とは、その会社の株を証券会社を経由して保有することで配当金得られる仕組みのことです。
(高配当株に関する詳しい情報はコチラをご覧ください)
「高配当」の定義は様々ですが、一般的には利回り3%以上を高配当銘柄と呼びます
因みに配当利回りは「一株あたりの配当金 ÷ 株価」で表されます。

例を挙げてみましょう。

三菱商事(銘柄コード:8058)
2022年10月27日終値株価:4,040円 配当金150円(3月9月2回合計・予想)
150  ÷  4,040  = 3.71%

配当金が一定だとして、株価が下がれば配当利回りは上昇しますし、逆に株価が一定でも配当金が下がれば配当利回りは下落します。ですから、配当金が減ったり(減配)、0になる(無配)可能性が低く、配当利回りが比較的高い銘柄の選定が重要です

配当金を受け取るには?

配当金を受け取るには証券会社に登録した上で株式を購入することで配当金を受け取ることができます。
基本的には現物株を購入することで配当金を受け取る権利を得ますが、信用取引でも配当調整金という一定割合を控除された配当金に近い配当を受け取ることができます。

配当を受け取るためには権利を確定させる「権利付き落ち日」まで保有することが必要です。

2022年11月はこの権利付き落ち日が11月28日です。

この日の終値を跨いで株を保有することで配当金受け取りの権利を得ます。29日以降は売却しても問題ありませんが、配当落ちにより売りが買いを大きく上回り株価が大きく下落することが一般的です。

配当には税金がかかる

配当金を受け取る際は税金がかかります。

上場株式の配当金 × 20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)

この税金をNISA(少額投資非課税口座)を活用することで非課税にすることができます。その際気を付けなければいけないのは配当金の受け取り方法です。

配当金の受け取りは株式比例配分方式を選ぶ

 配当金の受け取りには以下の4つの方法があります。

  • 株式数比例配分方式
    ➡こちらは証券口座で配当金を受け取る方法です。
  • 配当金領収証方式
    ➡発行会社から直接お客様のご自宅へ「配当金領収証」が郵送されます。投資家はそれをゆうちょ銀行もしくは郵便局へ持っていくと、配当金を受け取ることができます。
  • 個別銘柄指定方式
    ➡投資家が発行会社に対し口座振込指定をし、指定した金融機関に配当金を振り込むようにもできます。
  • 登録配当金受領口座方式
    ➡指定した金融機関口座に入金される方法です。

NISAを活用し配当金を非課税にするためには株式比例配分方式を選択する必要がありますので注意しましょう。

▮ 銘柄抽出のスクリーニング項目

具体的な銘柄選定にあたり、抽出条件を設定しました。

  • 11月の権利確定であること
    今回のメインテーマである、11月に権利を確定させることが前提となります。
    権利落ちで一番多いのは3月です。3月決算企業の中間配当がもらえる9月も3月に次いで多く、
    6月と12月も配当権利落ちは多くなっています。逆に今回の11月権利確定は5月決算企業の中間配当分もありますが、件数としてはそれほど多くありません。
  • 配当利回り3%以上
    本音を言えばもう少し高く設定したいところですが、今回は一般的な高配当銘柄の定義に当てはまる3%としました。この利回りは直近決算の実績ではなく、会社が見込みとしている配当利回りを基準としています。
  • 自己資本比率
    自己資本比率とは、会社の全ての資本(総資本)のうち自己資本が占める割合を指します。総資本は、「自己資本」と「他人資本」で成り立っています。自己資本比率が高いほど、借りているお金が少なく、会社の純資産(企業の純粋な資産のこと、自己資本と同義)が多いことを示します。逆に自己資本比率が低いほど返済できないリスクが大きくなり、信用できないという理由で資金調達が難しくなります。今回はこの自己資本比率を50%以上で設定しました。
  • 過去の減配無配歴
    今年の配当額を基準として過去10年間の減配(前年に対して配当額を減らすこと)がないか、あったとしても2回以内であること、また無配(配当を0にすること)がない事を条件としました。

この4つの条件を満たす銘柄を見てみましょう!
なお、この情報はあくまでも参考情報であり、最終的な投資判断は各自でご実施いただきますようお願いいたします。

▮ 厳選銘柄3選

① リベレステ(8887)

不動産会社。埼玉県(東武スカイツリーライン沿線)を中心とする首都圏において新築分譲マンション・分譲戸建・宅地分譲の開発・施工・販売、注文建築の設計・施工、リノベーション工事等を営む。主要ブランドは分譲マンション「ベルドゥムール」・戸建分譲住宅「アヴェニュー」。テレワーク・在宅勤務に対応した居住空間を提供できる「郊外型マンション」開発を推進。2017年から投資用にビジネスホテルの開発を開始。

配当利回りは5%を超えており、かなり高配当と言えます。利益からどれだけ配当を拠出しているかを示す配当性向は50%とやや高めですが、PBRも1倍を切っており割安水準は維持しています。過去の配当増減では2度減配もありますが、比較的高い配当額を安定的に出しています。株価も10万円を切る水準で購入可能なのはうれしいですね。

② ジャステック(9717)

独立系の中堅ソフトウェア開発会社。一括請負契約を基本に情報システムの企画提案から要件定義、設計、開発・構築、運用に至るまでのシステム開発・構築を受託するシステムインテグレーター。ソフトウェア開発専業により知識集約型の業務に集中、一括請負契約を前提とした労働者派遣はしないサービスを提供。その他、ソフトウエアプロダクト販売、ソフトウエアプロダクト仕入販売。金融・保険分野の売上が約40%、製造業、情報・通信、電力・運輸、素材・建設、流通・サービス分野が続く。類似画像検索技術のライセンス販売に注力。

 配当利回りは約4%です。PBRこそ1%を超えているものの、自己資本比率が80%を超えており、他社資本依存が少ない経営を行えているのが特徴的ですね。過去2年は配当金50円を出してくれています。

③ 日本プロセス(9651)

 独立立系のソフトエンジニアリング会社。自動車、鉄道、防災、情報機器分野や社会インフラ分野を中心としたシステム開発、ICTソリューションを展開。制御システム(エネルギー分野/発電所・送配電、交通分野/鉄道運行管理)、自動車システム(自動運転/先進運転支援、車載制御、車載情報機器)、特定情報システム(防災、危機管理、宇宙・航空)、組込システム(ストレージデバイス、IoT建設機械、医療機器)、産業・ICTソリューション(ビジネスシステム、公共システム、構築サービス)の5セグメント。

 配当利回りは4%。配当性向は60%近くとやや高めですが、過去10年間では減配は1度のみで増配を繰り返しています。PBRも1倍を切っており割安感がありますね。また、チャートも上昇トレンドを継続しており、業績次第ですが、キャピタルゲインとインカムゲインの両方取りも狙えるかもしれません。

まとめ 

いかがでしたか?今回は2022年11月の権利落ち銘柄の中で厳選した3つの銘柄をご紹介しました。皆様も各々の視点で銘柄を見てピンとくるものがあれば是非株を購入して配当をGETしましょう!

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この記事を書いた人

僧侶だけでは妻子を養えず投資をしています。貯金ほぼ0の30代をスタートさせ約10年で総資産3,000万円! メイン投資手法は日本株高配当銘柄のリピート投資です。ついに投資法をまとめた本を出版しました!

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